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売れるチラシのコピーライティングとは?基本の3つのコツ

売れるチラシのコピーライティング

売れるチラシ・集客効果のあるポスティングチラシを作るのなら、まず押さえたいのがコピーライティングのテクニックです。でも宣伝担当となった方の中には「国語はニガテだったしコピーライティングなんてムリ」「文章を考えるのはキライ」という宣伝担当者の方もいるのではないでしょうか?

キャッチコピー・リードコピー等のコピーづくりは、必ずしも抜群の文章能力を必要とするものではありません。基本的なコツさえ身につければ、「魅力的なコピー」に近づけていくことができるんですよ。今回はチラシのコピーライティングの基礎的なコツを3つ紹介していきます。

1.ターゲット層の「好きな言葉の使い方」は?

売れるチラシを作るには、まず読者に好感を持たれたり興味を持たれることが大切です。そこで質問しましょう。今回売りたい製品・サービスの相手は「どんな人」ですか?

性別・年齢・収入層・家族構成…さまざまな要素で、人々が使う「言葉」は変わってきます。相手がよく使う言葉、相手が好感を持つ言葉を選ぶには、まず「どんな読者に好かれたいのか」を決めることが大切なのです。

女性の場合

・最後が名詞で終わる「体言止め」に抵抗が無い。 例)「暮らすなら、都心。」
・擬音語・擬態語をよく使う。例)「ふんわりシフォンの肌触り」
・命令形に対しては抵抗感が強い。
・専門用語に対して抵抗感が強い。
・「~だね」「~ですよ」といった喋り言葉風の文末を比較的好む。

男性の場合

・命令形に対して抵抗感が無く受け入れやすい。例)「ハイスピードで駆け抜けろ!」
・知らない専門用語に対して興味を抱きやすい。例)「EMSが男のボディを変える」
・スペック表示を好む。
・抽象的な表現は苦手とする傾向が強い。
・「~だ」「~である」といった言い切り型の文末表現を比較的好む。

10代~20代の場合

・カジュアルな言葉づかいは、友達感覚で親しみがわく 例)「みんなで行こうよ!」
・流行に非常に敏感、少しでも流行遅れの言葉が入るとNG。顔文字の使用等は避けた方が無難
・漢字が多すぎる、言葉が難しすぎると抵抗感が強まる
・尊敬語・謙譲語の使いすぎは「堅苦しい」と感じられるのでNG

30代~40代の場合

・「大人」という言葉に敏感に反応する 例)「大人のための上質レストラン」
・カジュアルな言葉遣いは「失礼」「若すぎる」と感じるようになる 
・「新定番」「隠れ家」等、自分らしいスタイル・居場所を作る嗜好が強い

シニア層の場合

・尊敬語や丁寧語を「格式が高い」と好意的に捉えやすい 例)「お越しをお待ちしております」
・「年寄り扱い」を嫌い「新しいシニア世代」という嗜好が強い 例)「おしゃれをいつも忘れずに」
・テレビメディアが扱う流行には敏感な層も多い。
・尖った表現、過激な表現には抵抗感が強い。

店舗や製品のメインとなるターゲット層を踏まえて、キャッチコピーの言葉を選ぶようにしてみましょう。言葉選びに迷った時には、ターゲット層がどんな言葉で普段喋るか?オフィシャルな場ではどのように喋るかを想像してみるのも手です。「自分の喋り方」から離れてみることで、新たな表現も見つかりやすくなります。

2.文字数は少なくしよう

ポスティングされたチラシに読者が最初に目を通すのは、「平均1~2秒」と言われています。ポスティングチラシ宣伝で集客効果を出すには、まずこの「2秒」で読めるキャッチコピーで読者の心を掴み、チラシをもっとジックリと読んでもらう必要があるのです。

では2秒で人間はどれだけの文字が読めるのでしょう?早い人でも20文字、遅い人なら10文字です。平均的なところでは「15文字」が上限と考えられます。サッと読んでも理解できるよう、以下のような工夫をしてみましょう。

文末を省略してみる

・「雨の日こそ釣り堀に行こう。」→「雨の日こそ、釣り堀に。」
・「週末はAスーパーにお越しください」→「週末はAスーパーへ!」
・「疲れた肌に贅沢クリームを塗ってみましょう」→「疲れた肌に贅沢クリーム」

チラシのコピーライティングに慣れない人は、ついコピーを「一文」に作ってしまいがちです。でも日本語は、目的語の部分で省略をしてしまっても話がほとんど通じることが多々あります。

「に、へ、と」といった格助詞や助詞で言葉を区切って後を省略すれば、文字数は大幅ダウン。また名詞だけで話を終わらせられないか、試してみるのも良いでしょう。

特殊記号は少なめに

「インパクトを出そう」と、「!(エクスクラメーションマーク)」や「?(クエスチョンマーク)」、「♪」や「★」等の記号をたくさん使いすぎてはいませんか?残念ながらこのような方法には、読者の目を引く効果がほとんどありません。

記号があればあるほど情報が散漫になりやすく、かえってポスティングされたチラシの集客力を下げてしまうこともあるのです。「記号を使ってはいけない」というわけではありませんが、最低限の使用に留めるようにしましょう。

3.「数」でわかりやすくしよう

「とっても背が高い人を見た」と言われても、あまり驚く人は居ないはず。でも「今日、身長2メートルある人を見たよ!」と言われたら「それは大きい!」と思う人が増えることでしょう。

コピーの中に具体的な「数(数撃ち)」が入ると、読者に対してメッセージが伝わりやすくなるのです。

コピーに入れる数値の例としては、以下のようなものがあります。

「年数」「月数」「時間」で作るチラシのキャッチコピー

・創業50年の技術力
・たった3ヶ月で英語がわかる
・1日15分だけでOK!

技術力や実績等を表す場合には、数値が多い方が魅力的。反対にダイエットや健康法・勉強法等の場合、2週間や1~3ヶ月程度で一定の「目標」が感じられるコピー、1日にかかる時間が短めのコピーがチラシの集客効果を上げてくれます。

「従来との比較」で作るチラシのキャッチコピー

・有効成分を250%増量
・ウエスト「マイナス8センチ」も夢じゃない!
・偏差値を25上げる勉強法

他社製品や社内の旧商品等と比較した数値を出すことでも、「新しさ」「効果的」というイメージを強めることができます。

「人数」「売上数」で作るチラシのキャッチコピー

・会員登録数6,000人突破
・販売個数10,000個を記録

「多くの人が使っている」と言うよりも、利用者数や登録者数の数を言われた方が「商品の良さ」が強く感じられます。「1秒で3個売れる」と言われたら、大ヒット商品に思えませんか?

「金額」で作るチラシのキャッチコピー

・たった1,000円で毛穴レス肌!
・今月限り2,200円OFF
・5000円台で行ける温泉旅行

金額を提示するキャッチコピーも、もちろん集客効果には有効です。ただし毎回同じ料金や割引金額を示していると、見込み客に対するアピール度合いは下がっていきます。提示の仕方を工夫したり、キャンペーンの内容を切り替え、常に新鮮さを打ち出しましょう。

「パーセンテージ」や「割合」で作るチラシのキャッチコピー

・お客様満足度92%!
・65%の人がリピート購入しました
・30代女性のうち、2人に1人が持ってます

アンケート結果やリピート購入率等のデータを使ってキャッチコピーを作るのも良い方法です。ただし「顧客から見て魅力的な割合かどうか」はよく考えることが大切。「所持率47%」「4割強」だとちょっと少ないようにも見えますが、「2人に1人が持っている」と言われれば人気に感じられませんか?色々な表現を試してみて、魅力ある数字表現を選びましょう。

おわりに

ポスティング・チラシに掲載するコピーライティングのコツはいかがでしたか?ほんの少しの言い回しや表現を変えるだけで、チラシのコピーライティングによる集客効果は大きく変わっていきます。同じ製品でもいくつかコピーを作ってみて、周囲の人の感想を聞いてみるのも手ですよ。

 

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